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塩崎官房長官は5日の記者会見で、米政府のロバート・ジョセフ核不拡散問題特使が広島、長崎への原爆投下を正当化する発言をしたことについて、「発言の性格は個人的に行ったものだと聞いている」と述べ、日本政府として抗議しない考えを示した(asahi.com 7/6) 森元総理が「日本は天皇を中心とする神の国」と発言したのは神道関係者の集まりの中で言ったのであって、「ここだけの話」のリップサービスと見ることもできる。久間発言も支持者、好意的な人が集まった中で話したものであって、国民すべてに向かって話したわけではない。ところが、ジョセフ発言は核問題の特使が、国務省内で行った記者会見の場で述べたものであり、報道に対して、国民に対して、世界に対して述べた、核に関するきわめて重大な発言である。 ◆ 何が核廃絶だ、笑わせないでほしい 塩崎長官は「抗議をすることよりも、人類にとって多大な悲惨な結果をもたらす核兵器が、将来二度と使用されることがないように核廃絶に向けての取り組みを強めていくことが大事ではないか」と語った。 この人間の政治家としての資格を疑う。核廃絶とは主にNTP(核不拡散防止条約)のことを言っているのだろうが、この合意では新たな核保有国を増やさないことと同時に、すでに持っている国々には核軍縮を義務付けるものである。そうでなければ、核保有国がどの面下げて、他国に対してIAEAの査察を受け入れよ、などといえるのだろうか。 核兵器が将来二度と使用されないように、というのは非保有国に核が拡がらないようにするだけでなく、同時に核超大国に対する厳しいチェックがあって成り立つのだ。 日本軍による性奴隷問題のときには、歴史を誤解しているなどと言っていたくせに、日本人が虫けらのように殺されてもへらへらする。 アメリカは決して理屈の通らない国ではない。日本と中国はいずれもアメリカに対する最大の債権国であるが、中国は堂々とアメリカに注文をつけている。日本も「じゃあ、アメリカの国債買うのやめよっかな~」といえばいいだけのことである。アメリカ国債など、ババ抜きのジョーカーなのに、どうしてアメリカに返さない?日本人の金をどぶに捨てる日本政府、その代わり自分たちの首がつながるということなのか。 ◆ 加害者側の発言である深刻さ 得意の「遺憾である」すらも言えない日本政府・・・。加害者側の発言なのに。 友人が何か被害にあったとき、「狂犬にかまれたと思ってそのことは忘れたほうがよい」というような言葉はある。同じ言葉を加害者が「狂犬にかまれたと思って忘れたほうがよい」といったらどうだろうか。相手が弱いと思えばいくらでも歴史を修正、捏造してきたなれの果て、これが美しい日本なのだろうか。 こうなってくると、選挙対策だけが理由で「なんら悪いことを言っていない」久間が辞任させられたことは、なんと卑劣で姑息なことか、かえって彼がかわいそうにすら思えてくる。もっと悪いやつがうじゃうじゃいて裏でほくそえんでいる、それが美しい日本の実体である。 もし安倍に少しでも日本を美しくする気があるのなら、まず塩崎を切るべきである。それができないなら、総辞職でもよい。
by luxemburg
| 2007-07-06 07:51
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