![]() 最新のトラックバック
カテゴリ
ブックマーク
以前の記事
2016年 08月 2016年 07月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 03月 2005年 02月 タグ
|
イラク派遣で小泉さんが"日本軍"と呼び始めた頃から、自衛隊は、災害の時に来てくれるお助け部隊ではなく、一点の曇りもない侵略戦争に侵略側の先兵となって出かける立派な軍隊へと成長した感がある。さらに、戦前と同じく、軍事国家化に反対する市民活動を監視する役割を担うようになっているようだ。
それがわかったのは共産党が入手した資料から。共産党の調査能力はいつものことながら大したものだが、それによると、A4で160ページ以上にも上る膨大なもので、おそらくそのもとデータとして集積、分析されている資料ははるかに膨大なものだろう。 私が少し驚いたのは、その内容というより自衛隊による資料の評価だ。 警察はカーキ色の宣伝カーに乗っている人たちに近い心性の人たちも結構いるようだが、自衛隊というのはもう少し技術的な集団であって思想的な集団ではないようなイメージを持っていた。ところが、 映画監督の山田洋次氏が派遣支持の「黄色いハンカチ運動」を批判した新聞記事について、「市民レベルでの自衛隊応援・支持の動きを、有名人の名声を利用し封じ込めようとする企図があると思われる」と評している。(asahi.comより) というような部分を見ると、市民運動に対する憎悪が伺われ、ケンペイタイに近づくのも時間の問題かと思った。 ◆ 軍隊は国民を守らない 戦争は内と外に向いた両面作戦で行われる。外に対しては侵略、虐殺。内に対しては弾圧、虐殺である。 私は日本の場合、外に利益を求めて侵略するより、戦時体制だと危機を煽って国民からしぼり取る方がトクだから、そのために軍隊を置いているのではないかと思っている。そうでないなら、どうしてドイツの軍隊は、ソ連侵攻の前に自国民を何百万も避難させているのに、満州では、避難させたらソ連に動きを察知されるからと国民に知らせず、ソ連軍が侵攻してきた途端に司令官が「本土防衛の任務に赴く」と言って逃げるのだろう。外に対してはからきし弱く、自国民に対してと、監禁された女性に対してだけは異様に"勇敢"である。 地上戦の突撃一番乗りを強要されるのは下士官、兵隊で、年若い慰安婦への肉布団攻撃は将軍様を先頭に各参謀、佐官クラスのお偉方か。あれだけの慰安婦の数なら一人一人が筆おろしで、こりゃあこたえられないなあ 中帰連HPよりちょっと見ていてつらいページを引用してしまった。話を元に戻すと、普通に戦って死ぬと言うより、民間人として輸送活動を丸腰でやらされて敵の標的になるか、飢え死にさせられるか、自殺攻撃をさせられるか。ほとんどマトモに戦って死んだというより、事実上日本軍に日本人が殺されるというのが日本の戦争である。従って、日本の軍隊は対外的な侵略より国内向けの弾圧がメインの仕事である。今回の事件は、うれしくはないが予想どおりのコースを日本は着々と進んでいることを示しているといえる。 ◆ 19条に反するきわめて危険な行為 なお、一部に、データを集めることが何の問題なのか、という意見もあるようだが、これは19条の思想良心の自由を侵害するきわめて危険な行為である。19条というと一般的には"踏み絵"の禁止や、謝罪広告くらいの問題にしか意識されないし、比較憲法的に珍しい規定とも言われているから、そもそもピンと来ない人も多い。 しかし、私は以前から19条には個人のデータを集積総合されない権利、データ化されない権利といってもいいが、そういうものがあると考えている(佐藤幸治「憲法」が結構早くからこの問題を指摘していたように思う)。 例えば、最近は改札を誰がいつ通過したか、がある程度特定できるが、それらの情報は一つではほとんど意味がない。しかしその日、野音で反戦集会があった、その最寄りの改札である、等の情報を集積していくと、何百万ものドットを集めて絵が描けるようにその人間そのものを描き出すことができる。携帯電話の位置情報を取得することも可能だし、アメリカなどでは、顔もデータ化されていて、誰がどのような行動をしているか手に取るようにわかることになるだろう。それが権力的な手法で行われるとすれば、強制的に内心を察知する踏み絵よりはるかにタチが悪い。 社会保険庁のデータの統合はきちんとやらなくとも、こういうデータの統合は熱心である。イラクで人質事件が発生したときに「政府は不眠不休で(国民の命を救うためでなく、人質の思想的背景を洗い出すために)がんばった」ことを思い出す。 民主主義国家では主人は国民だが、この国は逆立ちしている。私は彼らだって悪い人間じゃないと思っている。国民が自ら、「奴隷になります」という投票行動をしているだけのことである。 ![]() 戦前の日本がいったいどういう状態だったのかについては、「父祖」だとか「伝統」などという色眼鏡で見ないで、冷静に認識する必要があると思う。 それが、スウェーデンより実質ははるかに高い税金(私はスウェーデンの2倍と考えている。過去の記事参照)、国民は過労死するまで働いて、年金はおそらく5000万件どころか、お金そのものが空洞化しているだろう、その上アメリカにガッポリお金を持って行かれている現状を分析する手がかりになる。これほど国民がむちゃくちゃな収奪にあっている国は北朝鮮と日本くらいのものだろう。 ケンペイタイについては、Abendの書き込みで見つけたものだが、 中学校初級用 「現代シンガポール社会経済史」(1985年版) 「123年間、シンガポールの人々は平和に暮らしていた。日本軍がシンガポールを攻撃したとき、人々は戦争の恐怖を体験しなければならなかった。日本軍が島を占領した三年半の間は、さらに大きな被害と困難な状況が待ち受けていた。この時期は、日本軍占領時代として知られている。(中略)シンガポールは昭南島(ショウナントウと発音)、あるいはショーナンアイランドと名前を変えさせられた。”ショーナン”は”南の光”を意味する。しかし、この”光” は明るく輝くことなく、シンガポールの人々は日本の支配下で彼らの生涯のうち、もっとも暗い日々を過ごした。」 「日本軍警察であるケンペイタイについては、恐ろしい話がたくさんある。「ケンペイタイ」ということばを口にすると、人々は心に恐怖の念が打ちこまれる思いをもつことだろう。ケンペイタイは島全体にスパイをおいた。だれを信じてよいのかだれにもわからなかった。スパイによって日本軍に通報された者は、オーチャード通りにあるYMCAや、クィーン通りにあるラッフルズ女学校といったケンペイタイの建物に連れて行かれた。そこで彼らはあまりにもひどい拷問を受けたので、多くの者は自分の受けた苦しみを人に告げることなく死んでいった。」 日本軍とは何だったのか、ということについてはもう少し考えていきたいと思っています。
by luxemburg
| 2007-06-07 06:41
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||