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もしこれが「大和民族」であるなら、私はその、大和民族とやらであることを恥じる。
伊吹文部科学相は25日、長崎県長与町で開かれた自民党長与支部大会で、「大和民族が日本の国を統治してきたことは歴史的に間違いない事実。極めて同質的な国」と発言した。「教育再生の現状と展望」と題して約600人を前に講演し、昨年12月に改正された教育基本法に触れて「悠久の歴史の中で、日本は日本人がずっと治めてきた」とも語った。 同法の前文に「公共の精神を尊び」という文言が加わったことについては、「日本がこれまで個人の立場を重視しすぎたため」と説明。人権をバターに例えて「栄養がある大切な食べ物だが、食べ過ぎれば日本社会は『人権メタボリック症候群』になる」と述べた。 86年には、当時の中曽根首相が「日本は単一民族」と発言し、アイヌ民族から抗議を受けた。asahi.comより 大和民族とは何なのか、歴史的にとはいつからをいうのか。どの程度どの民族が混じったのかについてもあまりよくわからないのに適当なことをいわないで、こういう問題や評価こそ「歴史家の評価にゆだねる」のが正しいのではないのか。 逆に、たとえば日本が中国を侵略した、南京大虐殺、従軍慰安婦などの問題について正しく認識するのはきわめて重要な政治問題であることはドイツを見てもわかる。ドイツはこの点をしっかり示すことによってヨーロッパで中心的な地位を獲得した。フランスなどは、ドイツが旧枢軸国であるだけでなく、宿敵だったのに、いまやドイツに常任理事国に入ってもらいたいと切望している。 日本に国土を荒らされたにもかかわらず、日本は生まれ変わったからぜひ常任理事国に、なんて国が近隣にあるだろうか。 ドイツはユダヤ人虐殺についても早くからポーランドとの共通教科書を作る動きを進め、そのおかげか、当初いわれていたユダヤ人の犠牲者数が本当は少ない(だからといって正しかったという話になるわけでないことは当然)ことになったという副産物も得られた。 では日本はどうか。問題になっている南京大虐殺のような歴史的事実について、中国のでっち上げ、とおよそ愚にもつかないことをいう政治家がごろごろしている。 そのせいで権威に弱い人たちが「日教組の先生に南京大虐殺を吹き込まれたが、いまは真実に目覚めた」などと、一段とバカになったことをブログで自慢していたりする。 事実を認め、アジアの歴史についての教科書を作ろうとする動きにでも出れば、南京大虐殺の数字も意外に小さかったことがわかる、という副産物が得られる可能性だってある。 ◆ 人の気持ちを踏みにじる発言 歴史認識をおくとしても、日本はヤマト民族が統治してきた、というこの発想は、たとえばアイヌの人たちがどんどん土地を奪われていった、その悲しみに対する一片の人間らしさすら感じることができない。 アテルイなどの物語や、自分たちの家族を、生まれた土地を守るために戦ったアイヌの抵抗の歴史をアイヌの側から書かれたものを読むと、本当に胸が痛む。自分たちの土地に入ってきた、武器だけは立派なごろつき集団に立ち向かうため、「じゃあお父さん、行ってくるから。おまえはまだ小さいんだし、残ってママのこと守ってよ」。二度と会えないだろうと思いながら家族と別れる、その父の姿に自分を重ね、そこまでの勇気が自分にあるかと自問する。自分だけ安全な場所でふんぞり返って「異民族を成敗してやったんだ、がっはっは」と口だけ勇ましいことをいうなら自分にだってできそうだが。 それに対するアベ首相の受け答えがいい。「なかよくやってきたということではないのか、問題ない」だそうである。仲良く強盗、強姦をしました。中国に行っても。 ◆ 大体、いう必要があるのか 多くの移民を抱える国というのはある。ドイツにトルコ人、フランスにアルジェリア人・・・。 「アーリア人がこの地域を支配してきたんだ」。ドイツの政治家が言ったらどう思うだろうか。仮にそれが歴史的に正しかったとして、そのことを言って何の意味があるというのだろうか。 多数派から見れば「いやいや、他意はないよ、仲良くやってきたってことだよ」程度の話であっても、移民や少数派から見れば意味は「大あり」である。 ◆ 人権メタボ いまや最大の人権侵害と先進国で問題になっている死刑存置国の政治家の言葉とは思えない。 いつもいうけど、本国で死刑のおそれのある犯罪人ならスウェーデンは日本に引き渡さない。野蛮国だからだ。これだけでも相当恥ずかしいことである。 日本が事実上自白を強要するために長期の身柄拘束をすることは、重大な人権侵害であり冤罪の温床になっていることも先進国では周知の事実である。人身売買最悪国家の一つであるという認識も。 先進国で、日の丸君が代を強制するようなおよそ人権無視をやっている国はない。やはり大和民族は恥の代名詞か。 人権メタボじゃなく、全体主義メタボの間違いではないのか さらにアベさんが笑わせてくださる。お笑いブームに乗っているつもりなのか。 「権利には義務がつきもの」。チェイニー副大統領の前でゴアの「不都合な真実」を持ち上げるレベルのあなた(天木直人さんのブログ。この記事の下の方)はこの言葉の意味がおわかりなのだろうか。 AがBに権利を持てばBは逆にAに義務を負う。たとえばAがBに債権を持つならBはAに対して債務を負担する。これが権利には義務がつきもの、という意味である。 では人権に対しては義務が・・・その通り、国家がそれを保障する義務を負うのである。権利には義務がつきものだから、しっかりその義務を果たしてもらいたい。 意味もわからないで義務義務というのであれば、義務が憑きものになっているのではないだろうか。 ![]() 沖縄の米兵被疑者の引渡について記述しておりましたが、まるで沖縄の人たちに対する暴行犯に味方するかのような無神経な書き方であり、削除いたしました。その代わり日本の取り調べの現状についてのみ書くことにしました。 メールをいただいた方、ありがとうございました。
by luxemburg
| 2007-03-01 22:28
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