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by luxemburg
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九条の会



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 お客さまエントリーシリーズ(2)イヴロ~ニュさまのコメントより
 先日、「死刑の現場とは」の記事にイヴロ~ニュさまからとても深刻なコメントをいただきました。コメント欄に埋もれさせるのは惜しいので表に出しました(連絡のとりようがありませんので、無断でのせました、すみません)。
 「被害者感情の理論」などと言い出すとうさんくさい感じが強いのですが、犯罪の被害を受けて、そのあとの人生を歩まれる方の現実の「被害者の感情」は、とても重たいものだと思います。



 犯罪被害者(家族)感情の問題は十分に配慮されるべきだと思います。わたしは実は重度1級の身体障害者なのですが、これは母が妊娠8カ月のときに自宅へ押込強盗が入った際、母が廊下から庭へ転落した事実と因果関係があったと考えざるを得ません。しかし、障害の発現が緩慢であったためと、戦後の混乱期が未だ完全には終わらない時代だったため、捕らえられた強盗犯はこれについては不問のままとなりました。受けた刑期がどれくらいだったかは知りませんが、1桁の年数であったことは確かでしょう。が、わたしが仕事らしい仕事ができるようになったのはパソコンの時代が到来してからで、同世代の人たちはすでに家庭を持ち子どももだいぶ大きくなっていました。あるとき新聞で、刑期を満了した殺人犯が結婚して子どもまでもうけたという話を読み、わたしは自分が何か殺人犯よりも悪い事をしたのだろうかと考え込んだこともあります。
 あの強盗犯はより重い刑罰を受ける余地があったでしょうし、受けて然るべきだったとも思いますが、それでもわたしの人生には何の変わりもないでしょう。仮にその強盗犯を重度1級の身体障害者にしてやったとしても同じです。わたしに関心があるのはむしろ、自分に起こった出来事が再び誰かに起こらないようにすることにあります。したがって、犯罪統計も「どうでもいい」ものではありませんし、厳罰主義が犯罪抑止に結び付かないという説(厳罰逃れの口封じに殺害するなど)にも耳を傾けます。もちろんわたしは殺人被害者ではありませんが(とはいえ、生命保険会社の計算法では1級の身体障害者は死んだも同然らしいですが)、被害と加害者の受けた刑罰とが釣り合わない例だとは思っており、その限りで何か言う資格はあると思う次第です。


 あまりこういう話に長々とコメントして、話を汚したくないので、あまり書きませんが、イギリスでは犯罪被害に対する補償に日本の80倍の予算が組まれているとあちこちで見ます。まずやるべきことはこういうことではないでしょうか。

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