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by luxemburg
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九条の会



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死刑廃止--すべてを理解することはすべてを許すこと
 先日来、村野瀬玲奈さん、お玉さんと死刑廃止問題を扱おうと話し合い、再度いろんなことを考え始めた。
 本当に犯罪をなくすにはどうしたらいいのか、今の格差社会の進行を止めないで厳罰化を進めていくこと先に待っているのはどんな社会なのだろうか。
 奈良市女児殺害事件の小林薫被告人(37)について、東京新聞9月16日の朝刊11面より(図書館にでもあれば見てください。小学校卒業の文集にイラストも描かれています。卒業文集でこんなことを書くだろうか、と思わせられる文章もそうですが、イラストもすごく悲しい)。



 小林被告は幼少の頃から弱視で、小学生の時には「メガネザル」などと呼ばれていじめにあっていた。小学校四年の9歳の時弟のとの出産時に母親を亡くし、父親と祖母に育てられた。
 公判で「父親には孫の手やシャッターを上げ下ろしする棒、ゴルフクラブ、金属バットなどで殴られた」「父親に復讐してやろうと思った」
 母の死とともに生まれた弟は脳性麻痺で重度の障害が残った。幼い頃の小林被告を知る女性は、当時をこう振り返る。「お母さんが亡くなったとき、赤ちゃんが大変で、周囲の大人は赤ちゃんばかりかまった。だけど彼のあの大事なとき、寂しく辛かったときに周囲がもっと彼を気にかけていたら、ちょっとは違っていたかもしれません。」

「もうすぐ小学校卒業。お母さんが死んでもう二年になる。お母さんは墓石の下で眠っている。いつかお母さんのいる天国へ、おばあちゃんもお父さんも、ぼくも、弟二人も行く。お母さんと今度会うときは人をいじめないようになって会おうと思う」。小林被告が小学校の卒業時につづった作文には涙を流す少年の絵が書き添えられている。女性はいう。小林少年も他の子と変わらない、普通の子でした。


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by luxemburg | 2006-09-20 20:24
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