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NHKの再放送は最高そう--8/20
◆ BS世界のドキュメンタリー 脅かされた水の安全 ヨーロッパ 水道民営化の波紋 一つは水道民営化の波紋。 ロンドン、ベルリンなどで水道の民営化が行われている。効率的に、コストを抑えて供給されるという約束だったが・・・ ロンドンでは、頻繁に断水、特にマンションの上層階に水が来ないことも多いという。なぜそうなるかというと、水道管の老朽化で漏水が非常に多いから。30%から60%の水が失われるという。だから、水圧を上げると、次々に水道管が破裂することになるという。 一般的に考えれば、限られた水資源を無駄にしないで、とか、「もったいない」と考えそうなものだが、その会社では水道管の取り替えと新たな水源開発のコストを比較して、新たな水源の開発を選ぶという。 「日本人は水と安全がタダと思っている」などと悪質なデマ本をネタに知ったようなことを言う人がいるが、イギリスは、民営化でもっと国がぼろぼろになっている。 下水処理施設もかなり統廃合され、その広大な跡地に住宅建設がなされて収益が上がったという。しかし、実際には下水処理の能力が追いつかず、川の魚は雄が次々雌化している。 ベルリンでも、「民間にできることは民間に」などという希代の詐欺師が現れでもしたのか、民営化して、49.9%の株を民間資本が手に入れただけなのに、経営はそちらに任せ、しかも一定の配当を約束することになってしまい、ベルリン市からは持ち出し、それだけでなく水道関連の失業者が急増したためにその対策に費用を取られ、さらに水道料金は跳ね上がったという。 ハンブルクはドイツの水道事業の発祥の地のようなところだが、礎を築いた人が安全な水を安定的に供給するためには、公共が運営しなければならないと言い残したという。水源を守るために、広大な農地を確保し、安い地代で貸し出す一方で、農薬の使用を規制して、地下水の汚染を防ぐ。そうやってできた地下水を供給する。思わず、飲んでみたい、と思わせるものだった。 ハンブルグの市民はそのことに気づき、民営化に反対の署名を集め、公営の継続を勝ち取った。 ハンブルクの話は、郵政事業を築いた前島密を思い出させる。全国一律で国民が低廉な料金で運営できる郵便事業は公営でなければならない、そう思った前島密は、郵便以外の収益事業をセットにして、将来にわたって維持できるような郵便制度を作った。 ハンブルクの市民たちは、「つくったときには公営しかなかったかもしれないが、今は事情が違うんだよ」というダマシに耳を貸さなかった。 ◆ アルゼンチンの活動家 ラウル・カステルスの闘い 二つめは、ラウル・カステルスの話。アルゼンチンのロビンフッドと言うからどんな人かと思ったら、なんだか、店にみんなでなだれ込んで食料かお金を出すまで立ち退かない。集団の恐喝罪のようなことをずっとやっていた。 考えさせられた。いわゆる先進国から見たら、ただの違法行為でしかなく、目をそむけたくなる。しかし、本当に追いつめられた人たちからは英雄に見えるのだろう。そこまで人間を追いつめた方を非難すべきなのか、なんだか考えがまとまらなかった、それくらいひどい映像だった。 むずかしい・・・
by luxemburg
| 2006-08-21 19:09
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