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by luxemburg
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九条の会



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トクラ座の愛は凄いらしい----もっと愛を語りたい
 本当はトクラ座の「愛人」は凄いらしい、にしたかったがやめた。あまり書いて図星だったら大変だから(嘘)。
 とくらさんにゲストでコラムをお願いしたい、と普通に希望していたら、「TN君の日記」さんが「とくらさんの愛も凄そう」という(リンク先の一番下のコメント)ので、このエントリーはこういうタイトルにした。「凄そう・・・何が?」。



 なんてバカなこと書いている間に、自民党の一部では調子に乗って「国を愛する態度」から「国を愛する心」にするという修正案も考えているらしい。しかも、この教育基本法、憲法改正、国民投票法に合わせて、何か動きが変じゃないか。独島・竹島で海洋調査をする、何のために、そしてなぜ今?

 拉致問題、領土問題を政治的に最大限活用する、古い手だが、それだけ有効ということなのだろうか。
 こういう仕掛けにまた簡単にだまされるのか、だまされた結果70年前の日本はどうだったのか、もう一度考えるべきときに来ているのではないか。愛国心が強制された時代、誰が本当に国を愛した?軍部は政府の要請も天皇自身の意思も無視して勝手にやらせテロを起こし、戦線を拡大していった。官僚の縄張り主義、既得権益、省庁だけの論理で勝手に動き、誰も国の利益を考えない社会、それを軍部に置き換えればそのまま戦前の大日本帝国だ。その日本が再度来るだけのことではないのか。

コラムにも書いたが、自己愛に陥るのは簡単だ。視野が狭くなり、自分勝手になり、人は簡単に自己愛におぼれていく。それを、もっと視野を広く持って、自分の事だけ考えてちゃダメだ、ということを教えるのが教育であるはずだ。
 国家もまた同じだ。本来世界において名誉ある地位をしめたいはずの憲法を持ちながら、自国の利益だけを考え、他国を憎み、軽蔑する、なんでも近所の悪口を言いふらしているオバタリアンと同じレベルの国家に自然になっていく。ほうっておいたらそうやって視野を狭くしてしまうものなのだ。それじゃいけない、もっと視野を広げなきゃいけない、そういうことを教えなければならない。

 それを「愛国心」?アホになれというのが教育か?ああ、まあ文部科学大臣がだいたいこんなもんだからわれわれもこんなものか(雑談日記さん経由。Nice!)。

 私たちは何をしているのだろう。世に倦む日日さんは70年前の日本と今を比べてもはや戦前である、ということを以前書いていた。まあ彼を批判したい人の気持ちもわかる、がしかし、虚心坦懐に、なるほどなるほど、と思うところもあっていいんじゃないか、と私は思っている。全部が全部じゃないかもしれないけど、やはり秀逸なんだな、考察が。
 いろいろあったし、これからもいろいろかもしれない。しかし、ケンカやはめて。今それどころじゃない。

 あと、時々群れるのは嫌いだという人がいるけど、なんだか除菌志向みたいでイヤだな。そりゃ言論なんて一匹狼のほうが「カッコ」はいいと思う。だけど、本当に危機感を感じている人の言葉かなあ。工場法制定前の19世紀のイギリスで労働基本権を正式の権利として認めさせるまで、嫌がらせを受け、命の危険まで感じながら粘った人たちがそんなことを言うだろうか。もしそう言ってたらわしらの人権は今の半分だろうな。そんなかっこいいもんじゃない、ような気がする。


 へへへ、でまた「愛」に戻るけど。
 コラムのオチについてとむ丸さんに、luxemburgらしいと言われた(悪口ではない・・・はずだ)。最後に持ってくるのは、恩師の言葉か、パウロの「どんなに美しい言葉でも愛がなければ聞くものの胸に響かない」かどっちにしようかと思ったが、後者だととむ丸さんに「luxemburgらしいオチ」といわれそうな気がしたので、あえて前者にしたら読みすぎてじゃんけんに負けたか。
 でもパウロ(こいつについては実は若干問題のあるやつだと思ってはいるが)の言葉も私が言葉を発するときの基本だ。相手を愛して言っているのか、言葉に酔っているだけなんてことはないか、相手のためより自分をよく見せようとして言葉を選んでいないか・・・。

 やはり素直な語り口のとくらさんにコラムをお願いしたいなぁ。凄い愛で心を満たしたい。
by luxemburg | 2006-04-19 22:54
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