とりあえず、のブログです
by luxemburg
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

九条の会



最新のトラックバック
venusgood.com
from venusgood.com
http://venus..
from http://venusgo..
http://while..
from http://whileli..
死刑制度について考えてみる
from KEN-NYEのめるてぃんぽっと
白バラの祈り
from シネマと書店とライブハウス
肩をいからすアトラス そ..
from ほしあかりをさがせ
松岡大臣の自殺と、安倍政..
from 私的スクラップ帳
[机上の妄想]日本社会の..
from toxandoriaの日記、..
『しんぶん赤旗』集金と並..
from 嶋ともうみ☆たしかな野党 支..
消費税で社会保障を語れるか。
from 花・髪切と思考の浮游空間
死刑FAQ (この記事は..
from 村野瀬玲奈の秘書課広報室
死刑廃止FAQを作ってみ..
from 村野瀬玲奈の秘書課広報室
死刑廃止FAQを作ってみ..
from 村野瀬玲奈の秘書課広報室
光市母子殺人事件の裁判に..
from 村野瀬玲奈の秘書課広報室
めでたさも中ぐらいなり参院選
from 華氏451度
山口県選挙区情勢:野党候..
from エクソダス2005《脱米救国..
人質に取られ壊滅しつつあ..
from エクソダス2005《脱米救国..
それぞれの場所で、それぞ..
from とくらBlog
身近なところから一歩ずつ
from はじめの一歩
今度は安倍首相が自ら消費..
from 日本がアブナイ!
カテゴリ
ブックマーク
以前の記事
タグ
NHKスペシャル「日本国憲法 誕生」
番組紹介だけで終わらせようかと思っていたがとくらさんが記事を書かれたので、引きずられて(こういう動機でしか最近書けない)いくつか。
 NHKはこういう番組ではきちんとした仕事をしている。自民党が統制しようと躍起になっていても、真実を伝えようとする姿勢が真摯であればなかなか足をすくうことはできないという印象を持った。
 この番組では、敗戦後、どういう過程であわてて憲法を作ることになったのか、その時の国民は概ねどう受け止めていたのか、それを通じて本当に押しつけがあったのか、という点をていねいに検証している。



 敗戦後、憲法問題調査会が政府内に発足するが、この名前の通り、改憲が必要かどうかを調査しようというスタンスに過ぎなかった。番組ではこの点は強調されていなかった(よく聞けばわかる)が、これは大切なことで、当時の日本政府は明治憲法は変える必要はなく、文句がでれば少しだけいじってお茶を濁そう、と考えていたことがわかる。いつも言うとおり、日本政府には、憲法を作る意思も能力もなかったのである。
 GHQがポツダム宣言に従い、新憲法の制定を指示すると日本政府はようやく重い腰を上げる。その間もGHQは憲法改正の動きについて独自に調査しており(つまり、ゼロからあわてて作ったものではないということ)、特に民間からでた憲法草案などを見て、これなら日本人にも憲法を作る能力があると安心する。番組で紹介されたのはこれである。
 ところが、なんと出てきたのは、箸にも棒にもかからない松本試案。何が問題であるかというと、日本を民主化することを企図するポツダム宣言に反し、天皇主権を維持したままで、たとえば天皇の存在についても、天皇は神聖にして・・・を「至尊にして」と変えただけのものであった。
 日本政府は当初憲法を変えないですまそうと考え、ダメだといわれれば、今度は新憲法と称して、結局前と同じものを出してきたのである。だから、箸にも棒にもかからないというのは日本政府の能力というより、ばれなければ頬被りしてごまかしきろう、そのためにどうやって国民をダマシ通すか、そのことだけに日夜努力を傾けていたことがよくわかる。どこの政府も少しはこういう傾向があるだろうが、ここまで国民を心底バカにしきった政府というのは北朝鮮と日本(二国あわせて世襲ブラザーズ)くらいのものかもしれない。

 GHQは、日本政府に失望したが、失望ばかりもしていられない。というのは連合国11カ国が参加する極東委員会が実権を持ち始めれば、天皇処刑などの強硬な意見が通る可能性もあり、天皇を利用して日本を統治するというアメリカの思惑が崩されるおそれがあるからだ。そこであわててGHQ案を作ることになったが、すでに民間の憲法についても調査が行われていたし、中心となったメンバーは弁護士資格を持つ者たちであり、安倍に「素人」呼ばわりされる筋合いはない人たちだった。
 GHQ案が示されると、日本政府は拒否反応を示すが、では日本国民に直接示すぞ、といわれてしまう。ここは大切なところで、GHQ案が示されれば国民がそれを支持することは明らかであり、日本政府が国民の敵であることが白日の下にさらされることになってしまう。それ以上にメンツが潰されることを恐れたのだろう、仕方なく松本案を諦め、GHQ案に従った制定を行うことになる。
 それからも日本政府は、それを骨抜きにしようと涙ぐましい努力をする。ありとあらゆるごまかしを駆使し、少しでもニュアンスを非民主的なものにしようと努力する。イラクの人質事件のときに、「政府は不眠不休でがんばった」とかいってた総理大臣がいたが、何をがんばっていたのか、あなたたちが、「がんばる」ときはどういう目的を持っているときかが、この憲法制定過程を見てもよくわかる。
 このあたりの描写も関係者の証言を含めてきちんとなされており、全体としてはつっこみが足りない、といえるとしても、それは視聴者側がしっかり補って考えていかなければならないところで、NHKとしては非常にがんばったのではないかと思う。

 安倍のいうとおりである。憲法は国の基本法だから制定過程にこだわらなければならない。安倍の立場からすれば、大日本帝国を占領軍に蹂躙された、ということになるだろうし、国民の側からすれば国民主権を蹂躙しようとする政府がいまだに生き延びているということの検証である。

Blog Ranking
[PR]
by luxemburg | 2007-05-01 07:41 | 憲法
<< 憲法9条は平和に貢献--78% 麻生くん、一人で楽しめないの? >>