とりあえず、のブログです
by luxemburg
最新のトラックバック
カテゴリ
ブックマーク
以前の記事
2016年 08月 2016年 07月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 03月 2005年 02月 タグ
|
といっても日本の話ではない。フランス両院は、死刑廃止を憲法に盛り込んだ。
仏上下両院は19日、パリ郊外ベルサイユで両院合同会議を開き、死刑を禁止する条項の追加などの憲法改正案を承認した。フランスは81年に死刑を廃止したが、憲法に盛り込むことで将来の死刑復活を封じるのがねらい。 憲法に追加されたのは「何人も死刑に処せられない」という条項。両院の854議員が採決に参加し、賛成828、反対26で、憲法改正に必要な投票議員の5分の3以上の賛成で承認された。仏政府は今後、死刑廃止を定めた国連人権規約議定書も批准する方針。 このほか、大統領は在職中は刑事訴追されないかわりに、職務を離れた時は免責特権がなくなることを定めた条項も憲法に加えられた。 2007.2.20asahi.comより なんだか日本からは考えられないような話だ。しかし考えてみたら当たりまえのことで、憲法というのは国家権力が人権を侵害することを防ぐための規定であり、死刑、つまり国家が人間の生命を奪うことは最悪の人権侵害だ。それを保障しようというのは当然の流れだろう。 我々だと憲法に規定されていない必要な権利って何、といわれたらプライバシー権とか環境権と答えてしまうだろうが、考えてみたら一番根底にあるのは国家に生命を奪われない権利というのは人権の基本であるはずだ。なんだかこんな基本を忘れていたのか、それを教えてくれたのがフランスの憲法改正といっていいように思う。 それにこの数字。854の議員のうち、賛成828。選良とはこういう人たちのことをいうのだろう。フランスの決断にエールを送りたい。 そして、新版人権宣言を出して欲しい 死刑の廃止が確保されず、権力の分立が定められないすべての社会は憲法を持つものではない、
by luxemburg
| 2007-02-21 20:37
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||