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許すぞジダン----やっぱりキミはフランスの英雄
 私が許したからどうなるものでもないが、とりあえず許すぞ、といっておこう。
 ジダンは以前から好きだ。フランス代表が国歌を歌わないどころか知らない、という話でジダンは本当に笑わせてくれた。
 もちろんプレーで我々を感激させてくれたことはここで語るまでもない。

 そこに今回の頭突き事件が起こり、今までのジダンの輝かしい経歴とワールドカップの決勝それも本人の引退試合に泥を塗ったような印象があった。何もかもぶちこわしおって・・・。



 しかし、イタリアのマテラッツィ選手の発言内容がかなり不穏当なものであるらしいという話が出てきて、なんだか様相が変わってきた。ジダンが出演したフランスのテレビ番組によると、「テロリストで売春婦の息子」と何度も言った、ということらしい。
 そんなことを、しかも繰り返し言ったのか、試合となればもちろんヤジもあれば選手同士の悪口もあるだろう、しかしジダンが切れるのも無理はない、という方向に世論は傾いている。

 言葉はしばしば行為よりもきつい、とジダンは語ったという。
 言葉と行為、簡単には比べられないし、やはり暴力行為を行ったものがいうべきことではないのかもしれない。しかし、今一度考えてみたい。言葉の重みを今私たち日本人は忘れかけていないだろうか。重度の障害者をみて、あの人たちは人格というものがあるのか、という知事、中国人はみんなこそ泥というまた別の知事、自衛隊の行くところが非戦闘地域という首相。核兵器は憲法上問題はないという官房長官。部落出身者を首相にするわけにはいかないというような外務大臣。

 許しすぎていないか?どうせ言葉だと甘く見ていないか。それとも、もう慣れっこになってしまったのか。もしそうなら慣れていいこととなれて悪いことがあるんじゃないか。

 川島武宜先生の「日本人の法意識」だったかに、口約束は簡単に反古にしてしまう日本の風土の話が出てくる。田舎の人は、約束を平気で破っておいて、「証文があるわけでもないのに」と時代劇のようなことを言って開き直る。しかし、口約束だって契約ではないか、とある法学者が憤慨する。言葉が軽いのだ。
 もちろん川島先生にたてつくなど恐れ多いことだが、実はこの問題はそこまで簡単な話ではなく、英米法なら口約束でも必ず強烈な拘束力があるのか、というと意外にそうでもない。本当に重い拘束力があるのは"cause"(日本語で何に当たるのかはわからない)のある場合だ。つまり言葉の背景にこれは本気だといえるだけの原因がある場合には言葉は重い(すでにカネのやりとりがある、などは非常に大きいcauseになりうる)。逆に、どの世界でも明らかに軽口と思えるような発言は聞き流してよいといえるのだろう。そういう観点からこの政治家たちの発言はどうか。本当に思ってもいない軽口なのか。彼らが一体どんな世界を望んで行動しているかを考えると、単なる軽口ですまされるとは思えない。

 ジダンはさらに、反移民を掲げるイタリアの政党幹部が「仏代表は黒人とイスラム教徒、共産主義者で構成されている」と発言したことにも触れ「私の行為より悪質ではないか」と話したという。
 この発言は悪質だ、しかし、これはヨーロッパにありがちな極右政党の幹部の言いそうなことで、一般にはネオナチと評価され、政権を取るようなことはない。
 日本のある首相は、アメリカの教育について「アメリカには黒人とかプエルトリコとか、メキシカンとか、そういうのが相当おって、平均的にみたら非常にまだ低い」と言ったが、やはり日本はネオナチレベルが政権をとる国、ということになりそうだ。
 私たちはどうなのか、言葉を大切にしているか。私たちに気づきを与えてくれた、そんな事件だったように思う。

 ありがとう、ジダン。

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by luxemburg | 2006-07-13 21:51
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