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白バラの祈り----ドイツ人の迷い
 「白バラの祈り」は、ミュンヘン大学で実際にあった、ナチスに対する学生の抵抗運動を題材に、中心となったハンス=ショル、ゾフィー=ショルの兄妹を描いた作品である。
 怖くて残虐なのではないか、と思うと、観にいくことを決めてからも気が重かったが、実際に見ると、それ以上の内容の深さに集中してしまい、怖さというのは薄らいでしまった。



 もちろん人によって感じ方は違うのだろうけど、まず第一に私はナチスに対しては非常に同情的、というのが前提にある。1兆パーセントといわれるインフレ、第一次世界大戦についてはドイツだけが悪いわけではないのに、考えられないほどの賠償金、その上、工業地帯に外国軍隊が侵攻してきて略奪する、そんな事態で冷静さを保てというほうが酷である。そこに福祉、健康、都市政策でそれなりの実績を上げるヒトラーが出てきたら、それがリーダーだと思うのはある程度同情できる。
 それにザメンホフのところで書いたけれどもユダヤ人に対する組織的な虐殺はドイツだけではない。
すみません、書いてませんでした。ポグロムといわれる暴動がしょっちゅうあり、ちょうど関東大震災のときの朝鮮人虐殺が、週に一度くらい起こっているという状態だったそうです。ロシアの政府高官は国内のユダヤ人は3分の1殺し、3分の1奴隷にし、3分の1追放する、と公言していたらしいので、事実上組織的な虐殺はずっと続いていたといえます。


 一方で日本は第一次世界大戦の戦勝国である。もちろん大恐慌の洗礼を受けたとはいえ、なぜファシズムにまで行かなければならなかったのか、よくわからない。現在もそうだ。福祉も経済政策も都市政策もぼろぼろのでくの坊をリーダーと信じている。国民に何もしてくれず、ただ国の品位を下げ、国を売り続ける、およそ知性を感じることもない人をリーダーと思っている日本人が、第三帝国を批判するなどというのは100年早い。

 この話は長くなるのでこれくらいにして、映画を見ていて感じたのはナチス側に立つ役人たちの姿がなんとなく情けなく、弱々しかったこと。反逆者に対して反国家的だとなじりつつも、どこか自信がないのだ。いや、むしろ良心を貫く美しさに打たれているといってもいい。
 映画の構成上の演出かもしれないけど、この映画を作る監督の立場からは、そういう演出よりもできるだけ事実を伝えたいという情熱が勝つだろうから、かなり真実に近いと思う。
 踏みつけられたドイツにはこれしかないんだ、というのは多くのドイツ人にとって真実だっただろうし、一方に良心の呵責を感じていたというのもまた、救われる話だ。
 そういえばポランスキーの「戦場のピアニスト」(これも史実に基づいている)にもそういう迷いを見せる人間が出てくる。

 一方で、日本の映画である「スパイ・ゾルゲ」にはそういうものは一切感じさせない。とても残念なことだが、日本のファシズムでそういう人間的な迷いを感じさせる例はまず見ない。

 客観的には同情できるドイツ人が良心の呵責を感じ、むしろ疑いを持つべき日本人がそれを持たない、とすれば本当に悲しい話だ。
 実際アウシュビッツから生還した人によると、本当は収容者を撃ち殺さなければならなかったのに、ドイツ兵たちは「もういいよ、どこにでも逃げろよ」と最後に言ってくれたという。一方で731部隊が撤退するときには証拠を完全に消すために最後の一人まできっちりと殺して逃げた。

 戦前の教育が、教育勅語がよかったという人がいる。こんな人間がいるから日本は戦争から何も学んでいない、といいたくなる。少なくとも映画で見る限りでは、残念ながら戦前の教育は大失敗だ。あの戦争を支えたんだからもちろん、言うまでもないことかもしれないが。
 こんなことを書くと、すぐに「反日」という人がいるだろう。違うんだなぁ、むしろ逆だと思う。明治以降、日本人は日本の伝統を破壊する教育で、アホにされてきただけ。本来の日本はもっと賢いはずなのに明治維新以降、本来の日本の伝統はことごとく破壊され、のんきな農民を殺戮者に変えてきただけだ。反日とがんばる人は、その点を考えて、本当の日本に反しているのは誰なのか、を直せばよくなると思う。

 銀座の映画館は結構盛況で若い女性客も多く、あちこちで啜り泣きが聞かれた。ああ、これじゃ日本の男性はきっとまたもてないな、顔は似たり寄ったりでも、韓国の男性のほうがきっと魅力的だろう(とくらさん、反論があればどうぞ。懐かしいモードですねぇ)。
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by luxemburg | 2006-02-28 22:15
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